「合格率7%」の壁

行政書士,難易度

 合格率といえば、行政書士の難易度を表す顕著な指標のひとつですが、近年この数字が確実に低下してきており、受験生達の関心を集めています。
ひと頃は合格率10%以上が定番だった行政書士試験も、今や一桁の率がスタンダードな数字として定着しています。
行政書士に限らず、合格率一桁といえば難易度の高い国家資格のひとつとして認識されます。「独学でも十分」だった行政書士は今や、「一筋縄ではいかない高難易度試験」へと変貌を遂げているのです。

 しかしながら、前の項でもご紹介したとおり、一見するとちょっと驚いてしまうような行政書士の難易度も、その背景には「受験者数の急激な増」というカラクリがあることを忘れてはなりません。
受験する人が増えれば、その分受験生自体の質は下がるのが常識。私の知り合いの中にも、「受かったら儲けものだから、とりあえず受験だけはしておこう」「出願したのは良いけれど、ほとんど勉強できないまま本試験に臨んだ」という方がかなりたくさんいます。
資格の重要性など人それぞれなので、「とりあえず」な記念受験的位置づけで行政書士試験に挑戦する方というのも、意外と多いのかもしれませんね。

 行政書士試験に関しては、様々な媒体で「問題の難易度が急激に上がった」といわれていますが、実際に受験生としてさかのぼって過去問に取り組んできた私としては、これには若干疑問を抱きます。
確かに、試験問題の中には難しい選択肢が混ざるようになってきましたが、それでもほとんどはスタンダードな内容であるように感じます。詳しくはすぐ後の項でお話しすることにいたしますが、行政書士試験そのものの難易度を語る前に、受験生自身の質が低下したことにより必要な基準を満たせないケースが増えているのではないかと思います。

 行政書士試験は合格率7%の難易度の高い試験です。
ですが、必要以上に恐れることはありません。努力を重ねることによって、誰にでもちゃんと合格は目指せます!